理事長ごあいさつ

日高整形外科病院 院長日高 滋紀

  • 九州大学医学部卒
  • 医学博士
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
所属学会
日本整形外科学会 日本リウマチ学会 日本骨粗鬆症学会
日本リハビリテーション医学会
略歴
九州大学医学部卒業後、九大附属病院、米国ミネアポリスヘネピン病院などで整形外科医としての勤務を経て、平成三年より現職

1964年(昭和39年)1月、父である日高達郎が久留米市天神町に整形外科医院を開業しました。
私は1978年九州大学医学部を卒業後、1982年、米国ミネアポリスにあるヘネピン郡立病院で1年間、
人工関節の臨床修練と生体力学の研究のため留学し、その後、1991年(平成3年)5月に父と共に
この医療法人日高整形外科病院を開業しました。

2000年頃より急速な高齢化などの社会状況の変化や、医療と医療周辺に対する人々の見方の変化を踏まえ、「整形外科単科病院の特色を生かしながら、地域の人々と協力し、個人を重視した暖かいチーム医療を展開」するために、院内体制を整備しました。

この心通う暖かいチーム医療実現のために、4本柱の“診療方針”を定め、具体的には医療安全体制の整備を始めとする、地域住民に分かり易い医療のために骨粗鬆症総合診療体制の構築、肥満に対する対処、関節リウマチ、変形性膝関節症など関節疾患に対しての予防や先進治療体制の整備、介護保険分野での施設の整備などを実施しました。
多くの夢や希望が医療情勢の厳しさや経済状況の悪化の中で打ち消されながらも、当院は病院理念のもとに、職員一人一人が共に協力しながら、熱い心でチャレンジし続けています。

当院も誕生から20余年が過ぎましたが、人間の成長と同様に幼少期の10年は多くの試行錯誤と学習時期であり、次の10年間は成人へ向けての船出のようでした。ここに来てようやく世の中の事が分かり、大人の世界に仲間入りできたようです。
ラインホルトフーバー神父が説教のなかで

神よ、われわれに与えたまえ
変えられるもの、変えなければいけないものを変える勇気を!
変えられないもの、変えてはいけないものには従う忍耐を!
そして、変えられるものと、変えられないものを見極める英知を!

と謳っています。
この言葉を胸に、冷静なチャレンジ精神を忘れずに一歩一歩進んで行きたいと思います。
また、20周年を超え、更に発展していくために、これまで当院をご支援してくださった人々に重ねて心より感謝申し上げ、地域で信頼され頼りにされる病院へと更に発展していくために全職員心を一つにして頑張りたいと思います。